こんにちは、ゲンズの赤尾です。
前回は一般向けではない建築よりの話をさせていただきましたので、
今回は、ポジショニングについてお話していこうと思います。
スポーツでよく使われるこの”ポジショニング”というワードは、
より優位な位置や位置取りのことを指す言葉です。
ビジネスにおいてもこのワードは意識する必要があるものだと思います。
有名な例え話ですが、
googleという会社は広告掲載料を収益のメインとしていますが、
一般的なイメージは検索エンジンを運営している企業・テック系企業・IT企業といったイメージが強いと思います。
これは、広告業が収益のメインでありながら、そう見えないような位置取りを企業としてとっている為、
競合や価格競争に巻き込まれないポジショニング、イメージの刷り込みができているということだと思います。
また、みんな大好きスタバも同じです。
コーヒーショップの顔をしながらコーヒーを売りにしていません。
以前、日本やアメリカでファストフード店やコーヒーショップのコーヒーをランキングする企画がありました。
スタバはマクドナルドのコーヒーに味も価格も完敗だったそうです。
しかし、スタバの経営陣たちは何とも思っていなかったという記事があります。
いかにもコーヒーを売りにしていそうなのに、なぜ何とも思わなかったのか…
というのも、スタバはコーヒーを売りにしておらず、空間や、店内で過ごす時間をお客様に提供しているという明確な売りがあったため、
コーヒーそのもののランキングには何とも思わなかったというお話です。
これも、コーヒーショップだけどコーヒーではなく、「時間や空間を売っている」「スタバという空間でコーヒーを飲む体験を売っている」というポジショニングがしっかりとれているため、
今の”スタバ”というブランドとしての立ち位置が確立されているのかなと思います。
企業としてどんなポジションが合っているのか、競合が多いのか少ないのか、何が売りなのか、
この辺のビジョンがしっかりしていると、同業他社と比較されにくかったり、
オリジナルのブランディングにつながっていくのかなと思いました。
皆さんは自分に合ったポジションてどこだと思いますか?
どんなポジショニングでビジネスを進めていくかで、結果的な立ち位置が決まってくるのかなと思います。
タグ:ビジネス
2020.10.15