どうも、代表の金髪Gです。
今回はモーショントラッキングについて紹介しましょう!
そのまえにここだけの話、31歳になりました!
で、スカイダイビングしました!
もうね、ブワアアアアア!って感じでしたよ!
さて、モーショントラッキングの話!
After Effectsでオブジェクトをアニメーションさせる時の基本は
時間に対してその時の位置を打刻する作業の連続です。
位置を打刻する(キーフレーム)
例えばここにアニマル部のラン部長が歩いている動画があります。
このラン部長の上にテキストをつけてみましょう。
ツールボックスからテキストボタンでコンポジションに配置
「ラン部長」と入力
さて、ここからが本題
このテキストをゲームのキャラのように対象の頭上にずっと置いておきたい場合どうしましょう?
単純にラン部長の上にずっと来るよーにひたすらテキストの位置をキーフレームで打つ…
そんなことしてたら膨大な作業時間になってしまいます。
そこで
[モーショントラッキング]
の登場です。
これは対象物を指定すると、After Effects側が自動で物体を認識してキーフレームを打ってくれる機能になります。
これがなかったら合成職人は指と目が死ぬでしょう。
合成処理の世界は1フレーム毎をいじっていく世界です。
これはFPSのお話になるのでまた後日書きますが、ざっくり言うと動画は画像が連続で記録されたデータです。
だいたいiPhoneでふつーに撮影したら1秒30fpsか60fpsでしょう。
1秒の中に30fpsだったら30枚の画像があるわけですよ。
ってことは10秒の動画に対して合成処理する場合300フレームに対して位置を決めていかないといけません(‘ω’)しぬわ、、、
◆使い方◆
では実際に設定してみましょう。
コンポジション内のラン部長動画レイヤー(追尾対象)を選択して右クリック
「トラックとスタビライズ」→「モーションをトラック」を選びます
画面内にこのような枠とオプションウィンドウが出てきますね
まず、トラックポイント1の外枠と中枠、中心点があります。
今回はラン部長の後頭部をターゲットとしますので、だいたい後頭部の真ん中にこれらを配置
内側の枠をラン部長自慢の茶色い毛の範囲内ぎりぎりまで広げ
外側の枠をラン部長の後頭部よりも外のエリアに拡大させます。
これによって対象物の色の差をソフト側に教えることができます。
次にオプションウィンドウの設定に参りましょう
トラックの種類は「トランスフォーム」
「位置」にチェックが入っていることを確認
ターゲット設定をクリックして
レイヤーを先ほど入力したテキストレイヤー「ラン部長↓」を選択
これで準備完了です。
ではこの「再生方向に分析」をクリック!!
ここからはご使用のパソコンの能力によりますが、1フレーム毎にソフトが分析をしてくれます。
ひたすら待ちましょう。
完了したらしっかりトラッキングできているか確認。
できていればこのようにターゲットの頭上にテキストが追尾している動画が完成します。
完成した映像がこちら↓
ラン部長いつもおつかれさまです(‘A`)!
最近はAdobeさんの技術力がすごく、ごちゃごちゃした映像でない限り
(例えば人ごみの中の特定の人だけをターゲットとかは難しいです)
しっかりキーフレームが自動的に打たれていきます。
あとは画質とFPSの設定によって処理時間が異なります。
最近では4K60fpsの映像が増えてきていますが、そもそも4Kの映像を処理するのであればそれなりのグラボとCPUが欲しいところです。
このへんのフレームレートと解像度については詳しく別の記事にまとめますのでおまちください。
動画はまずおバカなものから作っていくと上達しますよ!(笑)
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タグ:After Effects,動画制作,動画編集,合成映像,技術ネタ
2020.11.09